「経済記者シニアの会」について

 世界は今、歴史の転換点に立っています。米国トランプ大統領の自国第一主義による国際社会の混乱、科学では人知を越えつつある生成AI (人工知能)の登場、そして過酷さを増す自然災害の頻発など、国家も人々の命も一段と不安定になりました。また情報通信技術(ICT)の発達は誰もが情報を発信できるメリットがある一方、真実と虚偽の見極めを難しくさせています。

 『経済記者シニアの会』はこうした激変する世界の中で、さまざまな視点から課題を照らす「灯台」の役割を果たすことを目的に、2022年4月に発足しました。前身の広報ソリューション懇話会10年間の活動を引き継ぎ、現在10名のメンバーの参加を得て、改めて経済社会への貢献を目指しています。

主な活動は「広報プラスα(アルファ)のブログ」の発信と、スタートアップ企業から大手・中小企業までを対象とする、幅広い広報活動の支援です。

  「プラスα」の意味は、広報を含む多くのビジネスパーソンを対象に、仕事や暮らしに役立つ情報を、毎週月曜日付『経済記者 シニアの眼』として提供することです。経済だけでなく政治や社会、文化、科学、国際問題なども、ジャーナリストの視点から論評を加えていきます。

 ブログではまた、直近1か月の出来事―特に不祥事やトピックスを一覧表にまとめ、シニア記者が「コメント」をつけて毎月末の月曜日に掲載しています。多忙なビジネスパーソンには、一目で世の中の変化がわかります。

 さらに2023年9月から始めた『注目会見を斬る!』は、世間を騒がせた事件や出来事について当事者の記者会見を取り上げ、会見の評価や事件の本質、今後の対応策などを指摘しています。毎月初めの月曜日に掲載します。

 今後、機会を得てリアルまたはウェビナーによるセミナーを開催するとともに、不祥事・事故発生時にどう対処するかを考えるメディア・トレーニングの実施、そして広報に関するさまざまな相談なども進めていきます。

 当会の特徴は、経済分野を中心に取材経験が豊富なシニア記者が、主にブログと面談を通じて、さまざまな視点や対応策を皆様に提示することです。過去の出来事から得られる反省と教訓、将来に向けた半歩先の情報と視点を丁寧に提供することを、一同願っています。

経済記者シニアの会 代表 大澤 賢